2019年7月に登場したSTM32用のデバッガ、ST-LINK V3 MINIをDegi-Keyで購入しましたので紹介します。

 

純正品の中では最小サイズとなるデバッガで、30mm×15mmという小型になっています。

 


 

パソコンとの間はmicroUSB端子で接続します。通信速度が上がっており(480Mbps)、大容量のFlashの石を使う時など快適になると思います。

また、$9.9というお手頃な価格も良いです。リセットタイミングが怪しい中華品はもはや不要か!?

難点は以下

・マイコンとの接続が1.27ピッチ14ピンなので使いづらい

STMicroに限りませんけど、最近1.27ピッチコネクタ採用のデバッガが増えていますね。ケーブルを持ってる方はあまりいないのではないでしょうか。

・基板丸出しでケースが無い

不意にショートしたりして壊したら怖いので、裸運用はちょっとイヤ!

STMicroからは3Dプリント用のstlファイルが公開されているのみで、欲しければ自分で作ってねというスタイル。この小ささなのでネジ穴も無く、いい感じのケース作るなら3Dプリンタが必要でしょう。


以上の問題の対策のため、写真のようなケース(白いやつ)を3Dプリントで作り、1.27ピッチコネクタの変換基板も作りました。

1.27ピッチ14ピンのPin out表をついでに載せておきます。

SWDで接続する場合にターゲットのSTM32に接続するピンに色をつけておきました。

T_VCCはターゲットのSTM32のVccを検出するための接続で、電源はデバッガ側から供給されませんのでご注意ください。

Virtual COM Portを使いたい場合はT_VCP_RXとT_VCP_TXを接続してくださいね。

ではまた!