先日、デジキーの決済メールがあり、なんだっけ?と思ったら昨年の9月に発注してたSTM32G431KBT6が入荷して発送されたとのこと。

値段は1年前のもの。今だと1.4倍くらいします。値上げと為替の影響ですね。

 

納期も22週に戻っており、52週~未定の頃よりマシになっています。

 

恐らく採用数の少ないL4シリーズなどがデジキー、マウザー、チップワンストップで在庫ありとなる型式が増えており、2年続いた品薄の状態が徐々に緩和されつつある印象です。

 

ただし型式によっては納期未定のものも未だ多いようで、H7あたりは厳しそうです。液晶を使っておられる方は大変なのではないでしょうか。

 

さて、しばらく続いた半導体不足の中、よく使ってるデバイスが「FPGAが手に入らないので廃品にします(泣)」みたいなメールとともに入手難になったり、マークしてなかった部品の欠品で青ざめたり散々でした。 


 ただ、「売る側の立場が割と強くなった」という効果もあり、買い負けなんて言葉も聞かれました。これはあまりにも買う側が高圧的だった日本では良い兆候なのかなと思います。

 

モノが買えないという強烈な体験の感覚が、願わくば私が定年するくらいまで業界に爪痕として残ってくれたらナーと思います。早々にジャストインタイムごっこに戻らないことを祈ります。

 

このままあらゆる品の状況が改善するといいのですが……